ため池管理システム

Braveridge Monitoring Service

ため池管理システム

九州北部豪雨や西日本豪雨では、多くのため池が決壊し、甚大な被害が発生しました。近年頻発している豪雨災害を踏まえ、国では防災重点ため池の選定基準の見直しが行われ、ため池対策のあり方が大きく変わっています。各自治体では、水位計設置を含め監視体制の整備が急務となっており、多くのため池に設置するためには低価格で設置性のよい「ため池管理システム」が求められています。

■Braveridge Monitoring Service「ため池管理システム」

Braveridgeでは、これらの問題解決を図るため、当社の強みである無線通信技術、電池駆動が可能な低消費電力のBluetooth(R) Low Energy(BLE)と、広域通信が可能な携帯回線(LTE)を組み合わせ、さらに量産設計技術を活かして機器を小型軽量化し設置性を高めた「ため池管理システム」を商品化しました。

特徴

●機器費用/設置費用などの初期導入コストを大幅に低減、メンテナンスも省力化

従来システムの約1/5という超低価格な機器費用を実現。さらに設置現場における施工性を飛躍的に向上、その優れた設置性により設置コストを大幅に低減可能としました。また、全ての機器を完全独立無線化したため、ケーブルの破損や切断の心配が無くメンテナンスコストも圧縮できます。

●機器の無線化、独立電源駆動による、自由度が高い優れた設置性と拡張性

低消費電力のBLEのLongRange機能※を使って、水位センサー・カメラとLTE通信部(LTE-BLEルーター)を分離し無線ネットワーク化。データはLTE-BLEルーターに集約しクラウドに送受信するので、低通信コストと高い拡張性を実現しています。LTE-BLEルーターはソーラーパネルおよび大容量固体電池を一体化させた完全独立構造とし、BLE水位センサー・BLEカメラも長寿命の電池駆動を採用しました。外部電源や配線が不要になり、全ての機器を独立して設置できるため、最適な場所への設置が可能です。BLE水位センサーやBLEカメラの台数を増やすなど追加設置も簡単です。
※見通し条件で1km程度(環境に依る)の通信が可能

ため池管理システム

システム構成

●Webブラウザから閲覧、遠隔操作による映像確認が可能

PCやタブレット、スマートフォンなどで、いつでもどこからでも現場状況を確認可能です。取得した水位情報はグラフと数値で直感的に把握できます。
画面1
また、マップ画面では、降水量や雨雲レーダーなどの気象情報、洪水浸水、津波などのハザードマップと重ねて確認可能です。
カメラ画像は、必要な時にPCやスマートフォンから遠隔操作で撮影できるため、消費電力と通信コストを抑えることができ、必要性に応じて「洪水吐」などの状況を映像で確認できます。もちろん定期撮影の設定も簡単に行えます。
画面2
自治体などの管理者が使う総合管理画面では、複数のため池を一括して確認、管理することができます。
管理画面

●高い拡張性

電源不要、ケーブル接続もないため、水位センサーやカメラの追加も非常に簡単です。カメラは複数台設置することができるため、多方向からの画像確認も可能です。また、水位センサーやカメラ以外にも、将来的に多様なセンサーの拡張を予定しています。(PM2.5 センサー、土壌水分センサー、人感センサー、etc.)

▽出荷開始:2020年11月予定
▽予定価格:基本セット 320,000円(税抜)
基本セット構成 詳細
ソーラーバッテリー一体型ルーター LTE-BLE通信部、ソーラーパネル、大容量全固体電池
BLE水位センサー 水位センサー本体、BLE通信部、水位センサー用カバー
初期設定費用 お客様毎のトップページ作成、管理者IDの発行等

※BLEカメラ:別途オプション

項目 価格(税抜) 詳細
システム年間使用料 30,000円 LTE通信費用、プラットフォーム利用料、
アプリケーション利用料

※意匠登録出願中

■福岡県との取り組み

本製品は、福岡県新産業振興課「福岡県IoT推進ラボ」の「令和元年度IoTリーディングモデル創成事業」において、「低価格を実現したIoTため池管理システム」として採択、福岡県IoT認定製品として、既に福岡県内の6市町村のモデルため池にてシステムを試験導入し運用を開始しています。
福岡県試験導入ため池

▼ユーザーコメント
『ため池管理システムを使用して』 牧の池水利管理組合 役員  木村 和彦 様

 設置した牧の池ため池は、約270haの水田を賄うために作られたため池です。昭和20年に完成し、これまでに幾度か改修工事が行われてきました。しかしながら近年の豪雨に対しては、水量を管理することが非常に厳しい状況があります。田植えから約3カ月間、役員が管理しているわけですが、このシステムを使用することで即座に水量が把握でき、豪雨が予測される場合は、取り入れ口を閉鎖、また事前に放水するなどの対応が容易にできました。また、監視カメラを洪水吐に設置する事により、流木やゴミなどが流れ着いていないかを現地に行かずに確認することができ、便利で安心でした。
 私たちの町も農家人口は減少しています。しかしながらため池は維持・管理していかなければなりません。農家以外の方々からも、ため池の管理は、どの様になされているのか・豪雨の水量は大丈夫ですか等、問い合わせが多くなりました。その時には、スマホの管理システムを見せて、現状を教え了解を得ています。
 災害が発生するような豪雨のさなか、ため池に出向いて現地を確認する事は非常に危険を伴うものでありましたが、今年は、行かずに済みました。危険を避ける意味でも、ため池管理システムを設置して正解でした。

Braveridge Monitoring Service(ブレイブリッジ・モニタリング・サービス)
Braveridge Monitoring Serviceとは、Braveridgeが持つ無線デバイスや無線通信設計技術、最新のIoTプラットフォーム「BraveGATE」、直感的な操作を可能にするWeb技術、そして自社工場での量産技術、それらノウハウを活用して展開する革新的なIoTサービスです。
株式会社Braveridge 本社
〒819-0373 福岡県福岡市西区周船寺3-27-2
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