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株式会社Braveridge(以下Braveridge)は、ELTRES™(エルトレス) IoTネットワークサービス(※)を利用して水田の水位を検知する農業IoTサービス向けセンサー『CROPz(クロップズ) 水田用 水位センサー ELTRES』を製品化、2022年7月末から販売開始いたします。

また、本製品を、6月29日(水)から東京ビッグサイトにて開催される『第2回 スマートシティ推進EXPO』において、「ELTRES™ IoTネットワークサービス」のブースに出品いたします。

ELTRES IoTネットワークサービスとは、ソニー独自の無線通信規格ELTRESを用いたIoTネットワークサービスで、「長距離安定通信」「低消費電力」などの特長があります。

製品情報ページ

2022/08/16:追記

「CROPz」の商標は「CROPP」に変更となりました。詳細は以下をご覧ください。
「CROPz」シリーズ名称を「CROPP」に変更しました

CROPz_WLSensor_ELTRES

背景

稲作では水の管理が大切です。特に田植え後から中干しの間の水田における水深の管理はとても重要です。見回りではなく、遠隔で水位を管理するためには、水田1枚毎にIoT水位センサーの設置が必要であり、水位センサーの単価を抑える必要がありました。

シンプル機能で低価格な農業IoT向けセンサーシリーズ:CROPz

Braveridgeでは、既にBluetooth®LEでルーターを介してデータを取得する『水田用 水位センサー』を商品化、3段階の水位を検知するシンプルな構造によって低価格化を実現しています。
このシンプルな機能で低価格な農業IoT向けセンサーのシリーズを「CROPz(クロップズ)」と名付けました。

農業IoT向けセンサー『CROPz 水田用 水位センサー ELTRES』

このCROPzシリーズのセンサーとして、今回は、ELTRES™ IoTネットワークサービスを利用する『水田用 水位センサー』を製品化しました。
水田に挿すだけで簡単に設置できる特長はそのままに、ELTRESの長距離通信を利用できる農業IoTサービス向けセンサーデバイスです。
ルーター不要で水位センサー単独で長距離通信ができるため、水田の周辺でルーターの電源を確保できない場所でも水位センサーの利用が可能となりました。

全体図

設置場所の状況に合わせて水位検知部を上下にスライドするだけで、3段階の水位レベル(上限・通常・下限)を設定可能です。

WLSensor_ELTRES_feature

製品情報ページ

秋田、福岡の水田で試験運用中

2022年4月より、秋田県と福岡県の2箇所で『CROPz 水田用 水位センサー ELTRES』を実際に水田に設置し試験運用を行っています。

●秋田県:「農事組合法人みずほ」様

秋田県「農事組合法人みずほ」様

田植え前の設置時点の写真です。

●福岡県:「農業生産法人 株式会社 モアグリーン」様

福岡県「農業生産法人 株式会社 モアグリーン」様

6月29日より開催の「第2回 スマートシティ推進EXPO」に出展

6月29日(水)から東京ビッグサイトで開催される「第2回 スマートシティ推進EXPO」において、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社の「ELTRES™ IoTネットワークサービス」のブースに、『CROPz 水田用 水位センサー ELTRES』を出展します。

 

第2回 スマートシティ推進EXPO

開催日時 2022年6月29日(水)~7月1日(金)10:00~18:00
開催場所 東京ビッグサイト 東6ホール
小間番号 19-12 「ELTRES™ IoTネットワークサービス」ブース
主催 RX Japan株式会社
Webサイト https://www.publicweek.jp/ja-jp/about/sce.html

プレスリリース

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