導入事例

福岡県 久留米市総務部 防災対策課 防災チーム
 

公園の冠水状況を「見える化」
カメラ付冠水監視システムの活用

利用通信規格

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コスモスパーク北野における
カメラ付冠水監視システムの実証実験

福岡県久留米市北野町にある「コスモスパーク北野」は、陣屋川沿いに整備された市民の憩いの場である一方、河川に近接しているため、大雨の際には冠水や越水への迅速な対応が求められる場所です。

現在、このコスモスパーク北野で、Braveridgeの「カメラ付冠水監視システム」を用いた実証実験を久留米市が行っています。

コスモスパーク北野

越水が始まるポイントを可視化する監視体制

コスモスパーク北野周辺では、降水量が増えると特定の地点から越水が発生しやすい傾向があります。今回の実証実験では、久留米市との連携により、越水の兆候が最も早く現れる地点を特定してセンサーを設置しました。

公園内の照明灯に設置されたカメラ・通信ユニット・水位センサーは、水位の変化を検知するだけでなく、周囲の状況を画像で捉えることが可能です。「数値情報」に「視覚情報」を加えることで、水の広がり方や現場の状況をリアルタイムに把握できる点が、本システム独自の強みとなっています。

カメラ付冠水監視システム

既存センサー実証を踏まえたシステム選定

この場所では、異なる方式による実証実験も行われていました。

久留米市は、今回、水位変動と浸水状況をより詳細に可視化することで、災害対応の正確性と迅速性がどの程度向上するか検証するために、Braveridgeのカメラ付冠水監視システムを選定しました。

カメラ付冠水監視システムの特長

導入された本システムは、水位センサーとカメラを組み合わせ、水位変化と現地状況を同時に把握できる点が大きな特長です。

特にカメラ機能については、「プライバシー」に配慮し、遠隔でオン・オフを切り替えられる仕様としました。平常時はオフ、大雨等の災害対応時の際にオンにして、遠隔での現地把握ができる仕組みとなっています。

また、設置面においても、センサーケーブルの柔軟性により壁面の形状に合わせて設置しやすいといった「施工性の高さ」を高く評価いただいています。

撮影画像&アプリ画面

実証を通じて検証する運用性と有効性

システムの設置が2025年11月、2026年1月現在は本格的な降雨時の運用を見据えた検証段階にあります。今後、実際の出水時にどのような情報が取得できるか、また日常的な管理や運用のしやすさについても確認していく予定です。

これまで「点」の情報にとどまっていた冠水把握が、画像と水位データの活用によって多角的な情報へと進化し、現場判断の質をどこまで高められるかが本検証の重要なポイントです。

技術と行政ニーズをつなぐ実証として

近年、雨の降り方が激甚化、都市部でも浸水・冠水による被害が相次ぎ、自治体にとって避難情報の発令タイミングの判断は非常に困難な課題となっています。

今回の取り組みは、行政の現場ニーズと当社の技術を結びつけ、災害対応の円滑化・高度化を目指すものです。Braveridgeは、本運用を通じて得られる知見を、地域の防災・減災対策のさらなる発展に活かしてまいります。

■取材協力

久留米市役所 防災対策課 井上 裕貴 様(左)

株式会社キューオキ 企画営業課 村上 昭司 様(右)

インタビュー協力

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