土壌環境を遠隔で見える化
水分・温度・養分濃度(EC)を数値化し、勘と経験をIoTで見える化
「PILEz LTE-M 土壌センサー」「PILEz Bluetooth® 土壌センサー」は、土に挿すだけで「水分量」「温度」「EC値(肥料分)」を計測・記録できる農業用IoTデバイスです。 いちごやトマト、花卉(かき)などの施設園芸から、厳密な水管理が求められる露地栽培まで。土の中の環境を正確に数値化することで、灌水(水やり)や追肥のタイミングを最適化し、収量の向上と品質の安定、そして肥料コストの削減をサポートします。
特長
1. 村田製作所 土壌センサーによる高い信頼性
心臓部となるセンサーには、産業用途・IoT用途での実績を持つ村田製作所の土壌センサーを採用。独自の多電極構造により、土壌の種類や環境に左右されにくい高精度な計測を実現。プロの現場で長く安心して使える耐久性と信頼性を提供します。
2. 肥料の濃さが見える細孔水EC計測
土壌の水分状態や温度に加え、一般的な土全体の電気の流れやすさを示す「バルクEC」だけではなく、養分濃度を示す「細孔水EC」を計測できます。
これにより、肥料の過不足をピンポイントで把握でき、根腐れや肥料焼けを防ぎながら、いちごやトマト、バラなどの栽培における最適な追肥タイミングの判断や、肥料焼けの防止、低コストかつ高品質な生産が可能になります。
・バルクEC(Bulk EC)
土壌全体の電気伝導率。土中の水分量や土質の変化を捉えます。
・細孔水EC(Pore Water EC)
土の粒の隙間にある水(植物が根から吸収する水)に含まれるイオン濃度。「今、植物が吸っている肥料の濃さはどれくらいか」を示す、栽培管理において最も重要な指標です。

3. 設置現場に応じて選べる2つの通信方式
栽培環境に合わせて最適な通信方式を選択できます。
PILEz Bluetooth® 土壌センサー
- LTE-Mルーターとセットで運用
- ハウス内で多点計測を行いたい場合や、ランニングコストを抑えたい場合に最適
PILEz LTE-M 土壌センサー
- センサー自体が直接通信機能を持つスタンドアローン型
- 電源やWi-Fiがない露地栽培や、飛び地にある圃場でも、この土壌センサーだけですぐに計測を開始可能

4. API連携で、自社アプリでの見える化、独自のサービス構築や既存システムへの統合が可能
IoTネットワークサービス「BraveGATE」を経由し、API / Webhook での連携ができるため、取得したセンサーデータを、お客様独自の「見える化アプリケーション」や「営農管理システム」に取り込むことが可能です。
オリジナルのダッシュボード作成や、既存の生産管理システムへの組み込み、さらには双方向通信を活かしたデバイス制御まで、お客様のビジネスに合わせた自由なIoTシステムの構築を実現します。
・農業法人
既存の「生産管理システム」に土壌データを統合し、作業記録と環境データを一元管理
・システム開発会社
自社の「スマート農業プラットフォーム」のセンサーデバイスとしてPILEz土壌センサーを採用し、独自のIoT監視システムを提供
活用シーン
施設園芸(いちご・トマト)
- 培地の水分率を管理し、排液を減らしてコスト削減
- 高設栽培における、株ごとのバラつきを細かくモニタリング
花卉栽培(バラ・カーネーション)
- 繊細なEC管理が求められる切り花栽培において、肥料過多による品質低下を防止
- 季節の変わり目の温度変化による吸水量の変動をデータで把握
露地栽培(灌水管理が重要な野菜)
- 雨天後の土壌水分量の乾き具合をスマホで確認し、無駄な水やりをカット
- 離れた畑へ行く回数を減らし、見回りの労力を大幅に軽減
仕様
| PILEz Bluetooth® 土壌センサー | PILEz LTE-M 土壌センサー | |
|---|---|---|
| 通信 | Bluetooth® LE (Bluetooth®︎ Core 5.0 Long Range) |
LTE-M |
| 通信の特長 | 超低消費電力 LTE-Mルーターとセットで運用 1ルーターで複数センサー対応 |
低消費電力 単体で長距離通信可能 |
| ルーター | PILEz 外部給電型LTEルーター | ルーター不要 |
| 用途 | ハウス内で多点計測を行いたい場合や、 ランニングコストを抑えたい場合に |
電源やWi-Fiがない露地栽培や、飛び地にある圃場などに |
| 使用電源 (電池) |
CR17345 2本(通信ユニット 2本) CR17345 6本(拡張バッテリーユニット 小) SAFT社製 LM26500 4本(拡張バッテリーユニット 大) |
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| 動作電圧 | 4〜8.4V | |
| 動作温度範囲 | -10〜50℃ | |
| ケーブル長 | 約2.9m | |
| 本体重量 | 約500g | |
| 本体樹脂材(メイン) | PC(ポリカーボネート) | |
| 防水性能 | 通信ユニット~土壌センサー(地上部):IPX5相当 土壌センサー(地中部):IP68相当 |
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| 測定範囲 | EC 0-5[dS/m] 温度 -10~50[℃] 体積水分率 0-60[%] |
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| 測定方法 | EC 電気抵抗方式 温度 電気式 体積水分率 非公開 |
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| 測定精度 | EC ±3 [%](FS) 温度 ±1.0 ±1digit[℃](r.d.g) 体積水分率 ±3 [%](FS) |
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| 電池寿命 | 約0.9年間(拡張バッテリーなし) 約3.7年間(拡張バッテリー小併用時) 約8年間(拡張バッテリー大併用時) 条件:25度環境下にて30分毎に測定し6時間毎にデータ送信した場合 |
約0.5年間(拡張バッテリーなし) 約1.6年間(拡張バッテリー(小) セット) 約5.2年間 (拡張バッテリー(大) セット) 条件:25度環境下にて30分毎に測定し6時間毎にデータ送信した場合 |
| 寒冷地使用 | 非対応 | |
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